各種お問い合わせ

ボタン

アイコン

06-7777-3380

受付時間/10:00~19:00

賃貸物件で猫を飼いたい方へ!鳴き声や爪とぎなどの対策について解説

イラスト

賃貸物件で猫を飼いたい方へ!鳴き声や爪とぎなどの対策について解説


賃貸物件で猫を飼いたいという方は、まずはペットが及ぼす周りに対しての影響についてしっかりと把握しておきましょう。
たとえば、深夜の夜鳴きやばたばたと駆け回る音など隣室や階下に飼い主の予想以上の騒音が響いている場合があります。
こちらでは、鳴き声やにおいの問題などへの対策についてご説明していきます。

賃貸物件での猫の鳴き声対策について


最近、ペットを飼うことのできる賃貸物件が増えてきましたが、それに伴いペットに関するトラブルも増加傾向にあり、その原因の一つとしてペットの鳴き声によるものがあります。
以前は室内で犬を飼う方が多かったのですが、どうしても吠えたり、近隣住民に対して威嚇したりといった集合住宅での飼いにくさがあり、今では猫のほうが人気となっています。
犬に比べ猫はおとなしいイメージがあり、実際足音も階下へ響くこともほとんどなく、鳴き声も犬ほど大きなものではないので、飼う方が増えているのでしょう。
ただ、そうは言っても高いところへ上る習性がありますので、そこから飛び降りた際の衝撃やじゃれているときの振動、夜鳴きといった問題があるのも事実です。
これらはトラブルの原因となりますので、あらかじめ対策を施しておくことで、トラブル回避になり、なによりもペットにとっても住みよい環境となるでしょう。
対策としてまずは防音性に優れた遮音等級の高い物件を選ぶことが挙げられ、これには「特級」から「3級」までがありますが、ペットを飼うのなら「1級」以上が良いでしょう。
次に壁に「スチロールシート」を貼るという方法があり、隣室への防音対策としておすすめで、「吸音パネル」であればさらにその効果が高まります。
階下への足音などの振動に対しては、カーペットを敷くことでかなり軽減されますが、安く済ませたいのであれば100均などにあるジョイントマットでも効果は得られます。
また、猫は夜型の動物で夜中に駆け回ることがありますので、日中に充分遊んであげて、夜はぐっすりと眠ってもらうことも防音対策の一つとして重要でしょう。
床がフローリングの場合、猫が歩くたびに爪がこすれたりひっかかったりする音が響くことがありますので、爪の管理をこまめにおこなうことも飼い主としての責任です。
ただ、こうした方法を一つだけ実行するよりも、複数を組み合わせておこなうほうが、より効果が上がりますので、ぜひ試してみてください。
そして、隣人や階下の住民に対して事前に挨拶をしておき、猫を飼っていることを伝えることも、騒音トラブルを防ぐ重要なポイントとなります。

賃貸物件で猫を飼う際のにおい対策


室内でペットを飼っていると、そのペットのにおいがクロスやカーテン、床などにしみついていき、それがひどくなると退去時に高額な原状回復費用を請求されることもあります。
こうしたペット臭は、ほとんどが便や尿を原因とするもので、ワンルームなどの賃貸物件であれば部屋全体にそのペット臭が広がることになるのです。
猫は元々体臭の少ない動物ですが、もし身体から嫌なにおいがするのであれば、皮膚や体毛に雑菌が大量に発生している恐れがありますので、部屋の環境を見直す必要があります。
雑菌の繁殖を防ぐには、やはりエサやトイレといった悪臭の元となる場所を常に清潔に保つことが必要で、エサの食べ残しや糞尿の始末などをこまめにおこなってください。
そのエサやトイレに関してですが、まずエサ皿についてはふた付きのものを使用するとにおいの充満を防げ、猫を感知して自動で開閉するものであればより効果が期待できます。
そして、トイレはシステムトイレや消臭機能付きの砂を利用するなどすれば、衛生面でもにおいの面でも効果が上がり、さらに周りに消臭シートを敷くのも良いでしょう。
また、窓を閉め切った状態であればどうしてもペット臭がこもりやすくなりますので、エサを食べた後や、トイレの後は換気することでにおいが部屋に染みつくのを防げます。
ただ梅雨時など雨の日には湿度が上がるうえ、換気が難しいことがありますが、こういったときは市販のペット用の消臭殺菌スプレーを使うのもおすすめです。
ペット臭は主に繊維に付着しやすいため、カーテンや布団などは定期的に洗濯をしたりクリーニングに出したりすることでにおいを抑えることができます。
他にもオスの習性としてスプレー行為というものがあり、これは自分のなわばりを示すための行為で、部屋のあちこちにマーキングをするといったものです。
この行為は生後6か月頃から始まりますので、それ以前に去勢手術をおこなうことで防げ、猫の性格もおだやかになる傾向にありますので飼いやすくもなります。
猫はきれい好きですのでエサ皿やトイレ、部屋自体が散らかっている状態はストレスと感じ、それが原因で粗相をすることもありますので常に整理整頓を心がけましょう。
もし経済的に余裕があるのであれば、空気清浄機をトイレの横に置くという方法もあり、これならにおいと同時に雑菌の繁殖も抑えてくれますので、消臭には力強い存在です。

賃貸物件で困る猫の爪とぎの対策法


よく猫を飼っていると部屋がボロボロになると言われますが、これは爪とぎによるもので、壁や柱が爪によって削られてしまいます。
これが自分の所有する物件であれば問題はないのですが、賃貸物件であれば、退去時に原状回復義務が生じるため飼い主としては大きな悩みの種とも言えます。
爪をとぐというこの行為は、古い爪を剥いで爪の状態を整える意味の他に、マーキングやストレス発散といった意味も持ち、猫にとっては大切な行為の一つなのです。
ただそうは言っても壁や柱、家具などに爪あとが残るのはよくありませんので、対策が必要ですが、もっとも身近なものとしては爪切りでしょう。
爪切りは人間用のものでもできないことはありませんが、できれば専用のものを使うほうがきれいにカットできるのでおすすめです。
爪は肉球を押さえることで出てきますので、血管の部分に注意して切ればいいのですが、嫌がる場合は動物病院で爪切りをしてもらうこともできます。
爪をカットすることで、爪とぎによる被害を軽減できますがその行為自体はペットにとっても必要なものですので、やめさせることは難しいものです。
爪の被害を防ぐための対策としては、爪とぎ防止スプレーが有効で、爪の被害から守りたい場所にスプレーするだけで効果を発揮できます。
また市販の爪とぎグッズを使用するという方法もあり、段ボールや麻などさまざまな素材がありますので、ペットの好みの素材を探してみてください。
そしてその爪とぎグッズを置く場所ですが、マーキングに適したところへ置くと効果的で、ペットをよく観察してその場所を見つけましょう。
爪とぎをしやすい場所としてもっとも多いのが壁紙ですので、ここにカバー材を貼ることで壁紙の傷つきも防げますし、壁に貼ることのできる爪とぎボードも便利です。
また爪をとぐという行為は猫にとって当たり前のことですので、これをやめさせようとして叱り付けるといったことはしないようにしましょう。

まとめ

ペットを飼うということは、そのペットの行為やそれに伴う損害を飼い主がすべて負うということでもあります。
「かわいい」「癒される」といった良い面だけではなく、鳴き声やにおい、爪とぎといった本能行為への対策をしっかりとおこないましょう。